H-CUBE 東町 2B
ヘルシーな食事と朗らかな店主に身体も心も癒される玄米菜食の店
玄米菜食 Dan[ヴィーガンレストラン]
- 営業時間
- 11:30-18:00(L.O.17:30)
- 休業日
- 毎週火曜日 第2・第4水曜日
―玄米菜食について、詳しく教えていただけますか。
玄米菜食とは、簡単にご説明すると肉や魚、卵、乳製品など、動物性由来の食品を使わずに作る料理のことをいいます。少しゆるめではありますが、マクロビオティック(健康長寿を目的として日本の伝統的な食事を中心とした食生活を送る考え方)を基本としておりますので、調味料においても動物性食品に分類されるはちみつや精製された白砂糖は使用しておりません。その代わりに、栄養豊富な玄米ご飯と、旬の野菜や豆、海藻をたっぷりと使った料理、メープルシロップなどで甘みをつけた優しい味わいのスイーツなどをご提供しております。
―具体的にどんなお料理がいただけるのでしょうか。
玄米菜食というと、お野菜だけの味気ないイメージを持たれる方もいらっしゃるのですが、普段よく目にされるお食事と見た目などにあまり変わりはありません。当店の看板メニューは、玄米ご飯にメイン料理、サラダ、小鉢2点、汁物が付いた日替わりのランチです。そのランチのメイン料理には、ニンジン、シイタケ、ゴボウなどを入れた豆腐で作る「手作りがんも」や、すりおろしたレンコンで肉のような食感が楽しめる「レンコンのつくね団子」、ペースト状にしたキノコを米ナスで挟んで揚げたものなどを日替わりでご提供しております。
―どのお料理も手間がかかっていそうですね。
そうですね。お金をいただくからこそ、ひと手間、ふた手間かけたお料理を召し上がっていただきたいという思いがあるので、どの料理にも手間は惜しんでおりません。
玄米ご飯にしても、当店では“寝かせ玄米(酵素玄米)”といって、小豆と少量の塩を混ぜた玄米を炊いた後、数日間保温して熟成させたものをお出ししているんです。モチモチとしたお赤飯のような食感になるため、玄米ご飯はボソボソとして食べにくいというイメージを抱いていた方は、結構驚かれます。もちろん、玄米に苦手意識がある方のために、玄米と白米の中間にあたる五分つき米ご飯(五穀米などを加えたご飯)もご用意しておりますが、当店の玄米ご飯もぜひ味わっていただければ嬉しいですね。
―素材にもこだわっていらっしゃるのでしょうか。
化学肥料や農薬を使わずに作られた食材を使うのはもちろんのこと、なるべく顔の見える生産者からそれらの食材を仕入れるように心がけています。例えば、玄米は10年以上お付き合いのある山形の農家さんから、野菜は主に有機農法で知られる所沢の『陽子ファーム』さんから仕入れているんです。顔が見えた方が、私自身安心してお客様にご提供できますからね。ちなみに、当店のコーヒーは、H-CUBE一階の『bib coffee』さんの豆を使用させてもらっています。
―なぜ玄米菜食のお店を出そうと思ったのでしょうか。
元々食自体に興味がありましたし、子供が小さい頃はアトピーだったため、食物に関しても昔から関心がありました。その後ずっと子育てやパートで忙しく過ごしてきましたが、コロナ禍で家の中にこもって過ごしていたときに、ふとこのまま何もせず年を取るのはもったいないと思うようになったんです。それで何か資格を取ってみようと考えて探し始めたときに、玄米菜食の資格に目が留まって。玄米菜食の資格だけは、強く惹かれるものがありました。
受講をし、無事資格も取得したのですが、今度は資格を持っているだけじゃもったいないという気持ちが沸き起こったんですよね。そんなときにお店をやっている知人から背中を押してもらい、あとは導かれるように開業に至りました。パズルのように建物が組み合わさったH-CUBEを見たとき、なんておしゃれで遊び心があるんだろうと一目惚れして、この場所にお店を出すことにしたんです。
―どんな方にお店を利用していただきたいですか。
高齢の方、中でもお一人暮らしの方にぜひ利用していただきたいですね。一人暮らしの方だと、ご自身の身体のことまで気にかけずにササっと簡単に食事を済ましてしまうというお話をよく伺います。私も毎日玄米菜食の生活を送っているわけではないのですが、玄米菜食の食事を取ると、胃腸や肌の調子がよくなるのを実感するんです。だから、普段はお肉などを中心に召し上がっていても、たまにヘルシーな食事で胃腸を整えるような感覚で、ご来店いただければ嬉しく思います。
―カウンター席があると、お一人でも来店しやすいですね。
はい、お食事だけでなく、気軽におしゃべりをしにご来店いただければと思います。私もそれなりに長く生きている分、お悩みなどについても伺うことはできますしね。一人でお店を切り盛りしているためスピーディーさには劣りますが、ゆっくりと落ち着いて食事を楽しみ、長居していただけるお店だと思います。ぜひ当店で身体も心もリセットしていただければ幸いです。また、予約制となりますが1日15食限定でテイクアウトも始めましたので、是非ご利用いただければと思います。
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店長 山本 恵子
銀座のショールームなどでコンパニオンの職を経て結婚。3人の子育てが落ち着いてからは、学童保育のスタッフとして17年間働く。コロナ禍を機に、玄米菜食の資格を取得。知人の後押しもあり、2023年8月に資格を生かし、『玄米菜食Dan』を開店する。海外旅行が好きだという山本さん。将来は船で世界一周をするのが夢だとか。
インフォメーション
- 店名
- 玄米菜食 Dan
- 営業時間
- 11:30-18:00(L.O.17:30)
- 休業日
- 毎週火曜日 第2・第4水曜日
- 電話番号
- 090-3695-0339
- 住所
- 埼玉県所沢市東町13-29 H-CUBE 東町2B
- https://www.instagram.com/genmaisaisyokudan/
※最新の情報については、直接テナント様へお問い合わせください。